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裏面の健康うら話 第28話

「脳卒中について」~~ひっくるめてこう呼びます

(2016年9月作成)

脳卒中とは脳梗塞(のうこうそく)、脳出血、くも膜下出血など、脳の血管が原因で急に具合が悪くなって倒れてしまう病気の総称です。各々の解説の前に、まずは言葉の説明から始めます。

脳卒中の「卒」の文字は、「終わる」「倒れる」という意味があります。「卒倒」「卒業」というように使われます。そして脳卒中の「中」の文字は、「真ん中」という意味以外に「あたる」という意味があります。実際に「中る」と書いて「あたる」と読みます。「命中する」「的中する」はこの「あたる」という意味です。「中毒」も「毒にあたる」という意味ですし、「熱中症」も「熱にあたる病気」という意味です。つまり、「脳卒中」とは、「脳が何かにあたった状態になって倒れる」という意味になるわけです。

まず、脳梗塞です。脳へ血液を送っている血管がなんらかの原因で詰まってしまい、その先の血流が止まってしまう場合があります。すると脳へ酸素と栄養が届かず、脳細胞が壊れてしまいます。脳梗塞が起きて障害を受けた脳の部位や大きさによって症状は様々です。急に言葉が出なくなったり、片方の手足が動かなくなったり、意識を失ったりすること等がよく起こる症状です。

次に、脳出血です。これは、脳の中の血管が破れて出血し、脳内に血腫(けっしゅ:血液のかたまり)が生じ、周囲の脳が圧迫されたり破壊されてしまうことにより、症状が起きてしまう病気です。症状は脳梗塞と似ていて、脳出血の起こった場所や大きさで異なります。また、脳出血の場合は脳梗塞の症状に加えて、頭痛を起こす場合が多いです。

脳卒中の3つ目は、くも膜下出血です。これは脳の表面の血管の病変(詳細は省略しますが、脳動脈瘤や脳動脈奇形などです)から大量の出血が脳の表面に起きるもので、突然の激しい頭痛や意識消失を起こします。脳卒中の中で最も死亡率の高い危険な病気です。

今回は、脳卒中について簡単にご紹介しました。最後にもう一つ。脳梗塞の原因には、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙など色々ありますが、その中でも最も強い関係があるのは高血圧です。言い換えると、高血圧の治療が、脳梗塞予防の第一歩だということを書き添えます。

(蛇足:よく「脳の血管が切れて…」という表現を聞きますが、血管が破れて(切れて)起きた脳出血を意味しているのか、血管が詰まって(血流が途絶えて=切れて)生じる脳梗塞を言おうとしているか判別がつきません。ですので、ここでは「切れて」という言い方は控えました。)

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●蛇足:
・解決策が分らないのではない。
問題が分っていないのだ 。
~~チェスタートン
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松山 眞千

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