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裏面の健康うら話 第23話

「笑いと健康」その6~~脳内物質や自律神経などとの関係

(2015年1月作成)

シリーズ第6話の今回は笑いと脳内物質、自律神経などとの関係について述べたいと思います。

(1)笑いと脳内物質

最初は、笑いと脳内物質についてです。まず、脳内麻薬の一つであるβ(ベータ)-エンドルフィンとの関係です。マラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる作用「ランナーズハイ」は、β-エンドルフィンの分泌によるものとの説があります。

また、β-エンドルフィンには鎮痛作用があります。子供のころ、運動会で走って転んでも、その時はあまり痛くなかったというのもβ-エンドルフィンのおかげだったのです。笑うことによって、β-エンドルフィンは増加することが知られています。

次に、快楽物質として知られるセロトニンについてです。うつ病ではセロトニンが低下します。最近ではセロトニンの減少を抑える働きのあるうつ病の治療薬も多く使われるようになってきました。笑うことで、セロトニンが増加するという研究データが複数報告されています。

(2)笑いと自律神経

自律神経には交感神経と副交感神経とがあり、両者のバランスが大切です。

興奮した状態やストレスのある時には、交感神経が優位になると言われています。この状態では、血圧が上昇し、筋肉に血流が行き渡り、素早い動きができるようになっています。たとえば、動物が獲物を狙っている状態がまさにそれです。

一方、リラックス状態では、副交感神経が優位になるといわれています。具体的には、食事をしたり、風呂に入ったりすることが有効です。笑うことによって、この副交感神経が優位になり、リラックス状態になれることが知られています。

(3)笑いと血小板凝集能

今回の最後は、血小板凝集能についてです。私たちがケガをして出血しても血は数分で止まり、その後カサブタができますが、それは血小板の働きによるものです。血小板は血液中の細胞成分の一つですが、血小板凝集能とは、血小板が働いて血液を固める能力のことをいいます。

脳梗塞予防や心筋梗塞予防のためには、血小板凝集能を下げる薬を用います。いわゆる血液サラサラの薬です。笑いでも血小板凝集能が低下するといわれています。笑うことによって、脳梗塞や心筋梗塞を減らすことができるかも知れません。逆に腹を立てやすい人では心筋梗塞になる確率が高いという外国の研究報告もあります。笑いながら穏やかに過ごしたいものですね。

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松山 眞千

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