川原達二の十中八九N・G

いきなり最終回

12月 20th, 2017

20/ⅩⅡ.(水)2017 寒い BABYMETALの、すーちゃんの誕生日

今回の、シビれるシーンは、最終回に絞ってみました。題して、「いきなり最終回」。
ドキっとした人もいますか?
十中八九N・Gが終る訳ではないですからね。
心配させてゴメンね。

さて、まずは第3位。「タイガーマスク」です。
昔は原作とアニメで筋が同じものと、違うものの2パターンがありました。
梶原一騎作品だと、巨人の星、や、あしたのジョー、は同じで、
タイガーマスク、や、侍ジャイアンツ、が違います。
タイガーマスク、の最終回は、テレビもマンガもどっちも良いです。

基本的に「みなしごハウス」で育った伊達直人(だて・なおと)が人さらいにあい、
悪役レスラー養成ジム「虎の穴」に入れられ、そこで最優秀の成績を修め、
アメリカマットで反則技の限りを尽くして、「黄色い悪魔」と恐れられる。
しかし、日本に帰って、「みなしごハウス」を訪ねてみると、自分の初恋相手の、ルリ子が管理者になっていて、
高利貸に嫌がらせを受けていた。

そこで伊達直人は持ってる限りのファイトマネーを払って、「みなしごハウス」を救う。
しかし、2つの掟が待っていた。
1つは、覆面レスラーは正体がバレてはいけないこと。伊達直人はひ弱い金持ちのふりをして子供達に接した。

もう1つの掟は、「虎の穴」出身レスラーはファイトマネーの半分を「虎の穴」に払う義務があった。
タイガーマスクはそれを使ってしまったので「裏切り者」の烙印を押され、「虎の穴」から送り込まれる悪役レスラーと
戦わねばならなくなった。命のピンチだった。
しかし、プロレスラー・タイガーマスクは「みなしごハウス」の子供達のヒーローだった。
伊達直人は、子供達に男の生きる道を見せるために、相手がどんな反則を使ってきても、
自分は反則技を使わず、フェアプレーで切り抜けて、技のプロレスで勝つことを心に決めた。
今のようにプロレスがアングル(筋書きがあるもの)だと思われてない時代だったから成立するストーリーだ。
ここまでが、アニメとマンガの両方に共通した大筋。

テレビ版の最終回は、壊滅状態になった「虎の穴」はついにボスが、タイガー・ザ・グレート、としてやってくる。
ひどい反則の限りを尽くして、覆面レスラーには絶対やってはいけないこと、タイガーマスクの覆面を剥いでしまうのだ。
「みなしごハウス」の子供達はそこで「伊達(だて)兄(にぃ)ちゃん=タイガーマスク」と今更気付く。
そして、タイガーはそれでも子供達に男の生き様を見せようと必死で耐えるが、伊達直人に反抗的だったガキ大将が、
泣きながら、「タイガー!反則を使っちゃえ!」という叫びに感化され、ついにブチ切れて、
そもそも悪役レスラー養成学校のエリートだ、エゲつない反則を駆使して、ジャイアント馬場の「殺すな」という声を無視して、
天井の照明に相手をブチ刺して殺してしまう。
そして伊達直人は、英雄失格、とばかりに、飛行機でどこかへ飛んで行ってしまう、というオチ。しびれる~~。

原作は、もう「虎の穴」をやっつけて、なんだかんだで、世界最高峰のNWA世界王者・ドリー・ファンク・ジュニア(実在する)
のタイトルに挑戦する権利を得た。
試合は好勝負の末、タイガーがドリーにコブラツイストを決めて、ギブアップ寸前、ドリーが極められた手でタイガーに目潰し、
技から逃れた。この時点で、タイガーの反則勝ち。
しかし、NWAルールでは、反則負けではタイトルは移動しない。
これでは腹の虫がおさまらないと数日後に再戦が決まった。
一時は、地下プロレスまでその身を落としたが、いよいよ世界の頂点に立つチャンスだ。

そう思って試合会場に臨む伊達直人。手に持つ鞄に、タイガーの仮面が入っている。
すると、そこに突然、大型ダンプカーが突っ込んで来て、目の前で子供が轢かれそうになる。
反射的に子供をかばおうと、自分がダンプカーの下敷きになってしまった。
薄れ行く意識の中で、トランクからタイガーのマスクを取り出し、それを川の中に放り込んだ。
こうして世界チャンピオン目前で、タイガーマスクは行方不明。
伊達直人は伊達直人として死んで行った。しびれる~~。
皆さんは、どっちの最終回がお好きですか?

第2位、「魔法使いサリー」。
山田邦子のデビュー当時のネタで有名ですが、それを知ってる人ももう少ないのでしょうねぇ。
そんなサリーちゃんの最終回は、魔法の国から、帰って来い、と伝令が来ます。
それは魔女は、11歳になったら社交界でデビューしなければならないからです。
サリーちゃんは、小5でした。

サリーちゃんは、おじいちゃんである大魔王に直談判します。
勝ち気な孫と、頑固なジジィの戦いは、孫に勝ち目がありますね。
結局、条件つきで人間界にとどまれることになりました。
条件は、「今後、一切、魔法に頼らないこと」。
人間の世界にとどまりたいなら、人間のように暮らせ、という至極、まっとうな意見です。
サリーちゃんはそれを約束します。

しかし、ある夜、学校が大火事になります。
噂を聞きつけて、クラスメートや先生が校門前に集まります。
消防車も来ますが火の勢いの方が強くて火事はどんどん燃え盛ります。
「私たちの思い出のつまった学校がなくなっちゃう…」
誰もがそう思った時、サリーちゃんは皆の前で魔法を使ってしまいます。
「エイ!エイ!エイ!」
すると急に空が曇って大雨が振り出し、火事の炎を消してくれました。

皆はびっくりです。
「ごめんね、みんな、隠してて。私、魔法使いなの」
「ううん、サリーちゃんが魔法使いだって、私たちは友達よ」
そうやって友情が深まります。しびれる~~。
しかし、これは大魔王との約束を破ったことになります。
サリーちゃんは、魔法の国に帰らなければなりません。サリーちゃんは素直に従います。
サリーちゃんは魔法の馬車に乗って皆とお別れします。
オープニング曲の逆回しみたいにサリーちゃんの魔法の家が、元の枯れ木に戻って行きます。

…という記憶だったのですが、先日、ユーチューブに「サリーちゃんの最終回」があったから見たら、
随分と内容が記憶と違っていました。
つまり、さっき書いた「タイガーマスク」やこれから紹介する第1位のエピソードも本当の話とは違う可能性が高いので、
興味がある人や暇な人は、調べて、どこが違うか教えて下さい。
みんなで作ろう、十中八九N・G!

さぁ、それでは第1位は、「ジャイアント・ロボ」です。
ジャイアント・ロボは日本の防衛軍が保有する戦うロボットです。
その操縦権は、大作少年にあり、彼が腕時計みたいなものに、「ロボ、出撃!」と命令すると、
ロボは、「ゲッ・ゲッ・ゲッー」とゲップを3回繰り返すような音と、変てこな身振りでジェット噴射します。
当時の子供達は、炭酸飲料を飲んだ後、必ず、マネしてた。

ジャイアント・ロボは最終回の前の回が重要な布石になるような回でした。
悪者が大作少年そっくりの少年を連れて来て、大作少年の腕時計を奪って、そっくり少年に操縦させて、
町中を破壊させます。

大作少年は腕時計を奪われてますから、大声で、「ロボ、やめろー!」と叫びます。
すると、ジャイアント・ロボは聞き覚えのある声に一瞬、ピクッとするが、そっくり少年の「ロボ、壊せ!」の命令に
従わざるを得ません。
大作少年もロボもそれぞれ葛藤の表現を表情と動作でみせますが、無力です。
そっくり少年一味は悪者らしく、「イヒヒヒ…」と肩を上下させて笑ってる。
だけど、腕時計を奪えたんなら、何もそっくりな少年はいらないんじゃないか?と子供心に思ったものです。
そして、なんだかんだあって腕時計を奪い返し、悪者をやっつけて町が平和になりました。
それが最終回の前の週に挿入されたエピソード。

これを受けての最終回です。
地球に巨大な隕石が向って来ていて、このままでは全人類が滅亡してしまう。
それを救う方法はただ一つ。
ジャイアント・ロボに隕石を捕まえさせて、そのまま大気圏外まで運ばせるのだ。
国連から大作少年に指令の要請が来た。

大作少年はためらいながら偉い人に質問した。「ロボは、どうなるんですか?」。
偉い人は、「………」。それが答えだった。ロボは隕石と共に爆破するのだ。
大作少年は、ロボにそんなことはさせたくない、しかし、全人類の命がかかっている、と葛藤しながら、
「ロボ、発進!」と命令する。
「ゲッ・ゲッ・ゲッー」とロボはゲップを3回して出動する。

すぐさま大作少年は、任務を放棄して、「ロボ、戻って来ーい!」と腕時計に命令する。
しかし、ロボは戻って来ない。
もう一度、「ロボ、戻って来い!」と命令するが、ロボは隕石に向って行く。

前回、そっくり少年の操縦で葛藤したジャイアント・ロボに心が生まれたのだ。
ロボは大作少年を守るため、自分が犠牲になって地球を救おうと自分の意志で飛んで行ったのだ。しびれる~~。
こうして地球は救われた。

人間のそばに長くいるとロボットにも感情が生まれてくるという話は、「涼宮ハルヒの消失」の長門有希と同じセオリーだ。
長門が世界を改変させたのも、今頃の季節でしたね。

さて、次回は、いよいよ、しんがり、うかいさんの「私がシビれたシーンたち」です。
大作みたいですよ。あっ、ジャイアント・ロボの少年の名前みたいだ。

BGM. 堺正章「さらば恋人」

6 Responses to “いきなり最終回”

  1. ランボーサクラダ

    こんばんわ ランボーサクラダです。

    ミスター不動の死やケン高岡(イエローデビル)がルリ子にすべてを打ち明ける等の流れの中でのテレビ版タイガーの最終回は今見ても涙を禁じえません。
    誰も興味がないかもしれませんが、自分がしびれたのは・・・

    キューティーハニー原作
    ハニーが戦いでエネルギー消耗し、公園のブロンズ像に化けるシーン 
    何故かやって来た早見順平と団兵衛(じじい)がハニーの全身を嘗め回す・・・かなりしびれました。いまだに自分の性活様式に影響を及ぼしています。

    稲妻二郎
    東京12ch国際プロレスアワー月曜9時
    稲妻二郎の凱旋帰国第一戦で、リング上で流暢な日本語で「稲妻二郎デース ドウゾヨロシク~」と挨拶するやいなや国際らしい洗練されてない超一流外国人悪役レスラーたちに袋叩きにされてました。一体どんなアングルだったのか?その後全く発展せず、ただ凱旋試合が台無しになっただけでした。この展開にもかなりしびれました。

    馬場 鶴田 vs 木村 草津
    当時の馬場は長髪パーマで気持ち悪かったのですが、カウンターではなく自らロープに走り草津に16文2連発串刺しにしてフォールを奪いました。この展開にもかなりしびれました。

    どうでもいいことを長々と失礼しました。

  2. kawahara

    ランボーサクラダさん、OHA!

    タイガー(アニメ)といいハニーといい、良いネタ持っていますね!感心します!!
    稲妻二郎の話、知りませんでした。おっかしいですね(笑)
    黒潮太郎の弟でしたっけ?ジャック・クレインボーンってのもいましたね?

    ジャンボ鶴田最強説ってありましたね、タモリお笑い最強説と並んで語られましたね。

    しかし、どれも、しびれるな~(人志松本の、すべらんな~、のイントネーションで)
    ではまたコメントして下さいね。

  3. sin

    タイガーマスクは記憶の端っこに微かにある程度なので、ストーリーは殆ど覚えていません。

    多分再放送で少しみたのと、設定は有名なのでしっていますが、こんな最終回だったとは・・・・

    サリーちゃんはもちろん知っていますが、私も記憶の中の最終回は先生とまったく一緒なので、何が違うのかきになる~

    ジャイアントロボ、全く見ていませんがその最終回、しびれる~っ。

  4. ボクシングファン

    「シビれるシーン」、
    これまで沢山あった筈なのですが、鮮明に思い出せないんです。(冷汗)

    そんな不鮮明な記憶なんですが、
    「ジャイアント・ロボ」のそのシーンに子供の頃涙した朧気な記憶はあります。

    愛用の「笛吹きケトル」があるのですが、こいつがたまに「擬人化」すると、
    こちらも、「ハイハイ、わかった、わかった」みたいなコミュニケーションを
    取ったりするので、AIロボットに癒される、ってのも何となく分かる気がします。(笑)

    そんなことを書いていたら、「走れ!ケー100」を思い出しました。(笑)
    同じく子供の頃、もらい泣きした作品です。(笑)

    でも、やはり鮮明な場面が思い出せないです。。。

  5. kawahara

    sinさん、こんにちは。

    サリーちゃんって実は、カミングアウトしてるんですよね、事前に。
    それで皆は信じなかったんだけど、火事を消して信じたみたいな。
    あといくつか違う箇所ありますよ。

    昔の最終回は、最終回の布石の回があって凝ってましたね。
    ウルトラマンの「小さな英雄」とか。

  6. kawahara

    ボクシングファンさん、こんにちは。

    最近、アニメの登場人物の年齢や身長を調べてるのですが、磯野波平、って178cmあるんですね。
    ところで、ボクシングマンガの金字塔、あしたのジョー、は、シビれるシーン満載ですよね!

    男の子は、泣けるシーンをそれぞれ持っていますね。
    女子もそうかな?
    男女で分けるものでもないか。ではまた~

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