川原達二の十中八九N・G

6/ⅩⅡ.(水)2017 寒い 「おそ松さん」第2期エンディングテーマ「レッツゴー!ムッツゴー!~6色の虹~」リリース。

以前、うかいさんが「うかいの私が憧れた女たち」という記事を書き好評でしたが、あれはそもそもは、
でんぱ組の「でんぱの神神」という番組の企画のマネで、でんぱ組がそれぞれ二次元で自分の好きなキャラを紹介する、
「私の愛した男たち」につぐ第二弾でした。
先日、「でんぱの神神」で、その第三弾「私がシビれたシーンたち」というのをやっていました。
今までの「愛した男」、「憧れた女」がキャラについて言及したのに対し、今回は「シビれるシーン」ですから、
必ずしも好きなキャラとは限らず、決めゼリフとか、物語の展開を語ります。
これは面白そうなので、カワクリでもやってみようと、受付に声をかけました。
最初は、「簡単簡単、いくらでも出ます」と安請け合いした、うかいさんがしばらくして重要なことに気付きました。

「これ、ネタバレになりますよね」。

ハイ、なります。なので、なるべく現在進行形のものは避けること、つまり、「もういいよね」くらいの旧作にしぼる、とか、
各自、工夫することにしました。
あとはネタバレが嫌な人は読まないという、自己責任ブログ、にしました。
まずトップバッターは、この企画をわかりやすく説明する役(笑点の大喜利、でいうところの、三遊亭円楽、の立ち位置)
として言い出した僕が例をみせます。

ただ1つ注意点があります。
僕の古い友達によく言われるのが、「君の教えてくれる話はいつも面白そうだからみるんだけれど、必ず、筋が違うんだよ」。
「さらに性質(たち)が悪いのは、原作より、君の話の方が面白いから、みた後、損した気がするんだよ」って。
きっと、僕は自分の記憶だけで話してるから、他の話が良い感じにミックスされているのでしょうね(笑)。

それでは、川原達二の、私がシビれたシーンたち、ベスト3をお送りします。

第3位、ミスジャッジ

多分、少年キングだったと思う、水島新司の読みきりマンガです。
見た目はドンくさいが野球の才能はある主人公の、カメ、はドカベンの山田太郎にそっくり。捕手で右打ち。
苦労を重ね、一軍入りの切符を手に入れてベンチ入り。
相手は常勝巨人軍、ピッチャーはエースの堀内。
堀内は、二死一、二塁から4番の牙野にフルカウントからシュートを投げる。判定はボール。
球審は今年限りで引退を決めた名物審判。今日はこのシュートは全部、ボールにとっている。

二死満塁になったチャンスで、代打、カメ。
カメは内心思った。「シュートは苦手だから、助かった」と。
堀内の厳しい攻めのピッチングに、カメも粘り、カウントは2-3。
そこで堀内が投げたのは、直前の打者・牙野に投げたのと同じシュート。
カメは自信を持って見送った。
一塁へ歩こうとした瞬間、球審のコールは、「ストライク!バッターアウト!」。
チャンスを棒に振った、カメは監督の怒りを買い、二軍に逆戻り。

二軍で待っていたのは、カメの実力をよく知るバッティング・ピッチャー。
「カメ、なんだ、あのザマは!」と激怒し、謝るカメに、「ちがう!なんで抗議しなかったんだ。牙野の時はボールの球だ。
あれは、ミスジャッジだ!」。

そこから雪辱を果たすべく二人はシュート打ちの練習を始める。
意地の悪い二軍仲間は、「シュートを投げられないピッチャーと、シュートを打てないバッターがかい?」と嘲笑した。
それでも、二人はデッドボールを繰り返しながら、シュート打ち、内角攻略の特訓をする。
元々、筋の良いバッターだから、カメは確実に内角シュートをホームラン出来るようになった。
そして再び、一軍へ。

一方、名物審判は、明日の試合で30年の野球人生を終える感慨にふけっていた。
「ただ一つ、後悔があるとすれば…」と夜空を仰ぐ。

そのシーズンの最終戦、巨人軍は優勝を決めていたが、全球団から勝ち越しする完全優勝を果たすべく、
エース・堀内で臨む。
試合は同点のまま九回裏。
二死満塁で、代打・カメ。
あの時と同じ、投手・打者・球審が顔を揃えた。

しかし、堀内は、カメがシュートを打てることを知らない。
スタンドから、練習を共にしたバッティング・ピッチャーは、「シュートよ来い」と祈る。

フルカウントから堀内が投じたのは、あの日と同じ決め球のシュート!
バッティング・ピッチャーは思わず叫ぶ、「やったー!オーバーフェンスだ!」
その時、カメがとった行動は…。

どうしたと思いますか?

正解は、見送った。
堀内は、ニヤリ。カメは微動だにしない。
球審のコールは…。

「ボール!フォアボール!」。「なに?」と堀内が文句をつけると審判は胸を張って、
「わが30年間の最後の判定に狂いなし!」。シビれる~~。

僕はこのマンガで、男のケンカの買い方とか、リベンジの仕方を学んだ。
敗北したみじめな自分が努力を重ねてキラキラの自分になる。
しかし、そのキラキラが仇討ちみたいに宿敵をやっつけてもダメなのである。
「キラキラ」が「みじめ」に力をかして、「みじめ」な自分が自分で借りを返さないと落とし前にならない。
努力は尊いし、キラキラはカッコイイ。
でも、出発点はみじめな負け犬だってことを忘れてはいけない。
そこを認めたくないのも人情だから、キラキラした自分がしゃしゃり出ようとする。
でも、それは男のケンカの仕方じゃない。
本当の戦いは、過去のみじめな自分と向き合えるかどうかだ。
くやしさと共に心にとどめておけるかどうかだ。
弱さを認められることこそが、本当の強さだ。

第2位、これが青春だ

竜雷太の担任のクラスが学校の行事で町から離れた孤島に行く。
するとクラスの女子生徒が高熱を出してしまう。
島には病院はなく、町まで行けば特効薬がある。
しかし、天候は嵐で海は大荒れ、船も出せないという。
このままだと女生徒の命が危ないかもしれない。どうする?

その時、一人の男子生徒(主役級、女生徒のことを想っている)が泳いで町まで薬をとりに行くと言う。
地元の漁師も危ないからやめろ、と止める。
でも、竜雷太は男子生徒の男気を認め許可する。
まさに、「これが青春だ」の主題歌の2番の歌詞だ。

♪嵐の中も、君のためなら、七つの海を泳いで行こう 誇り一つを胸にかかげて 夢に飛び込む、これが若さだ
そうとも、これが青春だ♪

そして男子生徒は嵐の中、島と町を泳いで往復し、薬を届け、女生徒の病気が治るという話。シビれる~~。

僕は小学校の3-4年だったと思う。
自宅の居間は少し広くて、水色の絨毯がしいてあった。
僕はそれを嵐の海にみたてて、はじっこからはじっこまで泳ぐマネをして、はじまで着いたら薬をもらって、
反対側のはじっこまでクロールの要領で帰る(時々、波に流される小芝居が入る)ごっこ遊びを夏休み中していて、
その間、皆は本物のプールや海に通っていて、結局、「これが青春だ」のせいで僕だけ泳げない男子になってしまった。

数年後、TVドラマ「太陽にほえろ」が始まるという予告CMがあって、そこに竜雷太の姿があり、
「教師やめて刑事になるのか?」とアッケにとられた思い出もある。

第1位、野球のCM

グラウンドキーパーをしている野球部員。真っ白い上下のユニフォーム。彼に背番号はない。つまり補欠なのだ。
グラウンドには彼一人。メンバーは皆、練習を終え、帰り支度をしてるのだろうか。
一人でグラウンドをならしている。
ピッチャーマウンドの小山のあたりを円を描くようにならして行く。

それを校舎の陰からこっそり見守る少女がいる。
少年は少女の存在に気付かない。
彼は周囲をキョロキョロと見渡し、誰も見てないことを確認すると、マウンドに立ち、大きく振りかぶって、
シャドーピッチングを一回。
すぐにトンボを持って、グラウンド整備をし始める。
女の子のアップが映る。
BGMに流れているのは、ショパンの「別れの曲」。大林宣彦監督、冨田靖子主演「さびしんぼう」のテーマ曲。

シビれる~~、というより、ノスタルジックで、僕は男子校だったから、まるで憧れちゃう。
あまりに良い出来のCMだったので、何の宣伝をしていたのか、てんで覚えていない。

このように、僕は、マンガ・ドラマ・CMからチョイスしました。
皆さん、ルール、判りました?
じゃ、次は、誰が行く?

BGM. ハナ肇とクレージーキャッツ「シビレ節」

9 Responses to “私がシビれたシーンたち、川原編”

  1. 散文気分

    こんばんは。 既に今朝方、前回トピの方へ挨拶して来ちゃいましたが。
    今宵の宿直勤務もひと段落し、仕事デスクのpcで覗いてみたらコチラがUpされていました。

    あの。 要件と申しますか、【驚き】 を表明しに参上したようなものです。

    そんな驚きの理由は。
    まさに今朝Uploadしたばかりの私のところ(表題)を覗いて戴ければ、容易にお解りになれるのかな?とも。

    ちょっと不思議なお話について紹介した文章だったので、少し気味が悪いくらいの 【一致】 です。

    P.S. 考え過ぎでしょうか(笑

    BGM. Frank” Sinatra 『Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!』

  2. 散文気分

    あの、たった一つだけなのですが。 やっぱり私も ペタっとしてみますね。

    http://sanbunkibun.com/20090802.html

    企画ルールと注意点に抵触しなければいいのですが。 ジャッジに委ねます(汗

  3. トモトモ

    先生おはようございます。
    第3位の「男のケンカの買い方、リベンジの仕方」がとても心に残りました。

  4. kawahara

    散文気分さん、おはようございます。

    見ましたよ、ブログ!
    不思議な符合ですね!!

    弁慶高校のことは前にも話しましたね。
    昔、何でも人生を野球に喩えるオヤジがいましたが、
    弁慶高校の話は人生を考えさせられますね。

    サッカーは、僕は詳しくないですが、おそらく試合時間残り5分で3点差ついてたら決まりでしょう?
    でも、野球は10点差あっても、九回二死から逆転可能ですからね!
    やっぱり野球は人生ですね!…俺がオヤジだった…

    お仕事、お疲れ様です。
    お互い頑張りましょうね!

  5. kawahara

    トモトモさん、おっはー。

    これだけ価値が多様化した世の中で、「男が」「女が」って物言いをするのも古かったですね?
    だから、女の人にも何かヒントになればいいな、と思って。

    トモトモさんのケンカの仕方は、継続して、作戦練って行きましょうね。

  6. トモトモ

    先生の「男」「女」観については、今までブログを読んできて何となく感じるものがあります。なので、「男の〜」と書いてあっても、自分のことに置き換えて考えたりしています。ヒント、ありがとうございます。
    今日も職場は絶望感たっぷり、体の痛みもきつ目の日でした。偽名(毎回、カワハラ、を使わせていただいてます(笑))でファミレスに行って白玉あずきを食べ、だいぶ回復しました。あとは、夕飯のカロリー調整です。

    ファミレスの案内待ちのソファで、自立支援の手続きの会話をしている女性二人連れがいて、ああ、こういうところでも普通に話されているのだなぁと思いました。

  7. papa

     こんにちは。
    私がしびれたCMがあります。もう30年以上も前のものです。
    アンディ・ウォーホルが、TDKのVHSテープを正面から見ると、左側の顔の横あたりに持っている。そして彼が何か日本語を言った後、
    「イマ人(じん)を刺激する」という文字が出たと同時に同じことを言う男の人の声が流れる・・・・。
    これは、まいった。しびれましたね。
    アンディ・ウォーホルは、確かNY出のアーティストですね。TDKのビデオテープのCMです。もしソニーだったら、すいません(笑)

  8. kawahara

    トモトモさん、こんばんは。

    偽名、カワハラ、使ってますか(笑)

    僕はこないだ焼鳥屋で、芸人のコンビがネタの打ち合わせをしてる隣の席で、ああ、こういうところでも普通に話すんだなぁと思ったものです。
    仕事、大変そうですね、今度、詳しく。
    ではまた~

  9. kawahara

    papaさん、こんばんは。

    TDKのウォーホールのCM、覚えてますよ!
    同じ頃、そのパロディで、「^ヒマ人を刺激する」というCMを見ましたが、比較広告なんとかですぐ中止になりましたね。
    パクリだもんね(笑)

    イマジンと言えば、ジョンの命日は明日ですね。リメンバー・パールハーバー。
    ではまた、コメントして下さいね~

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