川原達二の十中八九N・G

はじめまして。
カワクリ心理部門の原です。
待合室と、カウンセリングを行う相談室を行ったり来たりしています。
見かけたら気軽に声をかけてくださいな。

カワクリに来ている以外の日に、私は学校で講師をしています。
ある日のできごと。その日はテストでした。

私は学生たちに「テストを受けさえすれば、何とか単位をあげられるかもしれないから、
とにかくテストだけ、テストだけは受けてね」と伝えていました。
それにもかかわらず、テスト当日、ある学生が遅刻してきたのでした。

「すいません、最寄り駅まで来たんですけどー、家にスマホを忘れたんでー、取りに帰ってましたー」とペコリ。

うーーん、気持ちはわかるけど、学生課では決して納得してもらえないこの理由。
テストは受けることができませんでした。
そうか・・・。単位よりも、卒業よりも、君はスマホが大事だったんだよね。

いまや多くの人にとって日常生活に欠かせないモノ。
携帯電話やスマートフォンの人口普及率は約140%だそうです。
この数字のからくりは、ひとり2台以上の携帯端末を持つ人が増えていること。
小中学生やシニア世代にも、かなりケータイやスマホが普及していることも考えられるかな。
今後は、犬や猫などペット用にも携帯端末が普及するかもしれませんね。

ケータイやスマホはもちろんのこと、インターネットを使って私たちの生活は信じられないぐらい手軽で
便利になりました。

探しものをするときにはインターネットはとても便利ですよね。
「○○○ってどういう意味?」
「欲しかった△△、オークションで見つけたんだよね」
「次の女子会、どこのお店にする?」
「この部屋の間取り、よさそうだね」とか。

そして共有する。

友人が食べたおいしそうなランチや新しく飼い始めたペットに「いいね」。
自分と同じような意見や考えを表現している人に「いいね」。
海の向こうの悲しいニュースや遠い国で起こった痛ましい事件もインターネットで共有する。

そうそう、東日本大震災では、被災地からのツイッターを共有したことで救われた命もあったそうですね。

もはやインターネットのない生活なんて考えられない。
インターネットを全く使わない1日、なんて私はムリ、たぶんムリ。
そうそう、これを書いているブログも、インターネットを使って、より多くの人たちに、
カワクリ心理部門を知ってもらいたいから、であるわけだし。

私たちの生活は、「いつでも」「どこでも」「誰とでも」つながるインターネットなしでは、
もう考えられない時代になりつつあるのかもしれません。

思い出の「写真」も、
心に残る「音楽」も、
懐かしい「映画」も、
年末年始の「買い物」も、
新しい「仕事」も、海の向こうの「友だち」も、
まだ見ぬ「結婚相手」も。
私たちの生活に必要なものは、みんなすべてインターネットで見つかる、のかもしれない。

そんなインターネット全盛の流れとは一線を画している場所。
それがここ、カワクリのカウンセリングだと思っています。

クリックひとつで、「いつでも」「どこでも」「誰とでも」つながるインターネットから、
すこしだけ、離れてみませんか。

そう、ここは「今だけ」「ここだけ」「あなただけ」の空間です。

カウンセリングは「今だけ」「ここだけ」「あなただけ」の時間です。

カウンセリングには様々なやり方があります。
精神分析的な心理療法では、人の心には、表面に現れていること(意識)だけでなく、
その下に無意識の水準があると考えます。

「学校・会社に行きたくない」「人間関係が苦手」「自分が好きになれない」などの
「困りごと」をとらえるのは意識レベルですが、その原因や背景になっているものは
無意識レベルに眠っていることも多くあります。

それをたったひとりで探していくのは時には困難なこともあるでしょう。

カワクリ心理部門では、困っていることや悩みごとを単にお聴きするということだけではなく、
あなたの困りごとはどこから生じてきたことなのかを一緒に探します。
その過程で「今」「ここ」で起こってくる様々なことについても一緒に話します。

「もしかしたら、こういうことなのかな」という気づきに出会うことを期待して、
あなたと一緒にカウンセリングをすすめていけたらと思っています。

「今だけ」「ここだけ」「あなただけ」。

私は今、ここでブログを書いています。
そして、「あなただけ」をお待ちしています。
それでは、また。

追伸:
スマホを取りに帰って遅刻してテストを受けられなかった君へ。
よかったらカワクリに相談に来ませんか。
忘れ物をしたり、遅刻したり、きっと困ってると思うんだけどな。

2 Responses to “カワクリ下克上・心理コンテスト 第4枠”

  1. sin

    原さん、こんにちは。

    多分お会いした事はないかと思うのですが、原さんの記事を読むとカウンセリングを受けたくなりますね。

    文章もよく考えられたものだと感じました。(お疲れ様でした)

    自分は今はあまりカウンセリングを積極的にうけようとは思っていないのですが、

    こういった記事がそのきっかけになりますね。

    原さん、もしカウンセリングを受ける事があったら宜しくお願いしますね。

  2. mayu

    原さん、こんにちは。
    インターネット文化について詳しく書かれていてとても面白く読ませていただきました。
    私もネットのない人生は無理です。
    ネットにはかなり助けられています。
    カウンセリングはそれとは真逆の空間なんですね。
    ネットと真逆の時間も取り入れられる生活を送りたいですね。
    私はカワクリに一年に一度くらいしか行けませんが、行くとやはり待合室から私としては非日常で、ネットと真逆だなぁとあらためて思いました。
    先生の診察もそうですし、ネットとは真逆ですね。
    私はネットだと喋るけどリアルだと全然喋れないからそういうのもカワクリにたまにいくと痛感します。
    カワクリに行くのは楽しみですけど緊張するんですよ。
    たまにしか行けないからですかね。

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